WG01:洗面所収納に関する調査
実施時期 | 2022 年2月~2023年5月 |
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ステータス | 完了(撤去済) |
カテゴリ | 創造 |
場所・空間 | point 0 marunouchi |
背景・課題
コミッティ企業同士の共創活動を促すための施策のひとつ、創造WG「2社共創アイデアソン」におけるライオンとDAIKENの共創アイデアソンをきっかけに、TOTOも加わり、3社が集まった。3社のビジネス・商品を組み合わせたソリューション提供を目指して共通の場である「洗面所」の収納に着目し、収納WGの活動が始まった。
概要
・コンセプト:
剤と収納のあるべき姿 -The right product in the right place-
~生活者の行動と使うものから考える洗練空間~
収納WGでは、「剤と収納のあるべき姿」とは、収納側と収納物側の両面から整理収納方法を検討するアプローチ方法を提案。既存の製品を最大限に活かしながらよりよい洗面所収納を実現できるよう、新たな収納製品の開発・研究を目指して進めている。
・洗面所収納課題調査を実施。
・WGメンバーの洗面収納の収納物カウントによる課題抽出。
・point 0 利用者への「収納困りごと」アンケートを実施。(n=50)
意見交換の様子
検証結果
アンケート結果分析
point 0 marunouchi 利用者の50名からの回答を得た。
・洗面所の収納に対してモノの量が100%を超えている方が58%おり、半数以上の方がうまく片付けられていない状況にあることがわかった。
・自身の収納スキルが「得意だと思う」と答えた方が28%であるのに対し、「不得意だと思う」は48%となり、自身の収納スキルが低い、片付けが不得意と感じている方が多いことがわかった。
・収納スキルと洗面台収納物の量を分析した結果、収納物量が少ないほど収納に関して満足度が高い傾向がわかった。一方、自己評価による収納スキルのレベルは満足度とはあまり関係がなく、同じ収納物量で比べると、収納が得意であっても不得意であっても満足の度合いは変わらなかった。
・目指したい洗面所のイメージについて、72%の方が「必要な物をすぐに取り出せるなど機能的な洗面所」と答え、次いで44%の方が「ホテルのような清潔感のある洗面所」と回答。収納量だけではなく、使い勝手とすっきりした見た目を兼ね備えた洗面所を求めている方が多いことがわかった。
※困りごと分類と解決策研究
アンケートの結果から、洗面所収納に悩んでいる「収納のお困り」を4つのパターンに分類した。洗面所収納の「お困り4タイプ」別解決策を研究している。詳細は、大建工業の収納サイト(リンクはコチラ)にて公開中。
今後の展開
収納WGでは、生活者の実態に適したより良い洗面所収納を目指して、引き続き研究を進めていく。
Project Member プロジェクトメンバー
- ライオン株式会社戦略統括部 イノベーションラボ平山 知子
本年より現部所へ。研究、マーケティングでの経験を活かし、共創や新規事業開発を担当。
- ライオン株式会社戦略統括部 イノベーションラボ篠原 大輝
入社当初から日々の暮らしに役立つサービスを生み出すことを目指して新規事業開発を担当。
- TOTO株式会社イノベーション推進二部 チーフシニアプランナー大橋 英子
デジタル技術を用いた水回り空間の価値創出業務に従事。利用者の暮らしの変化に寄り添った提案をモットーに、複数の実証実験を担当。
- 大建工業株式会社国内営業企画部 東京販売推進課内村 恵美
本年より現部署へ。整理収納アドバイザーの知識を活かしながら、システム収納製品のプロモーションを担当。
- 大建工業株式会社商品企画部 デザイン課岸田 康弘
住宅内装建材の商品企画業務に従事。今後は、住宅以外にも知見と提案を広げるべくPoint0の活動には、積極的に参加したいです
- 大建工業株式会社商品企画部 デザイン課石塚 桃子
住宅内装建材の商品企画業務に従事。新製品の色柄開発や共創による商品企画を担当。
- 大建工業株式会社商品企画部 イノベーション課栢野 旭代
内装建材の商品開発企画業務。point0では他社共創、内装木質化による利用者への効果実証実験や、サスティナブル、木材利用関係の企画を担当。