• 株式会社丹青社

    M099:AIカメラ活用による会議室の整理整頓状況可視化

    実施時期2023年8月1日~2023年10月31日
    ステータス完了(撤去済)
    カテゴリ効率,創造
    場所・空間point 0 marunouchi

    背景・課題

    オフィスの会議室はさまざまな人が入れ替わり利用しており、人によって整理整頓の尺度が違うことから、誰もが納得する状態を保つのは難しい。そこで施設運営に関わる人材不足の改善・業務効率化等に向けて昨今注目を集めているAIカメラを活用し、その対象物を自動で検知・検出する技術、パターンを学習して認識・分析する技術により、整理整頓状況を可視化することでオフィス環境の改善に寄与できないかと考えた。

    概要

    会議室内の天井面とモニター横の二箇所に、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が提供するエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS™」対応AIカメラを設置。椅子・備品類の形と、本来の収納場所についてAIに学習させる期間を設けた。その後、実証期間前半ではカメラの設置目的を会議室利用者に知らせず、整理整頓状況を記録。後半では会議室利用者に実証の内容を伝えた上で、タブレット画面にて整理整頓状況を提示することで、利用マナーが改善されるかの比較検証を、日本ビジネスシステムズ株式会社と共同で実施した。

    *AITRIOSおよびそのロゴは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。

    検証結果

    実証実験の前半と後半で比較すると、、会議室の整頓整頓状況可視化はオフィス環境の改善に一定の効果があった。またpoint 0利用者への定性的なアンケートにおいても、同様の回答が得られた。運営スタッフからは、無人運用施設にこのシステムを導入することで、貸出備品の紛失や忘れ物を遠隔でタイムリーにチェックでき、施設の運営効率化につながる可能性への意見もヒアリングできた。

     

    今後の展開

    セキュリティモニタリングや店舗の在庫管理に携わる人材不足の改善・業務効率化にAIカメラを活用して貢献する。また無人店舗などの事業モデルにも参画することで、より持続可能な店舗運営を提供していく。

     

    Project Member プロジェクトメンバー

    • 株式会社丹青社
      マーケティング・サステナビリティ統括部 マーケティング部
      前川博輝

      2022年株式会社丹青社に中途入社。 前職でのマーケット分析・営業戦略の立案経験を活かし、 現在はデジタルマーケティング活動および他社との共創プロジェクトを推進。

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