M090:会議室活性化プロジェクト アートによるオフィス空間の価値向上
実施時期 | 2023年4月1日~2023年8月31日 |
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ステータス | 完了(常設化) |
カテゴリ | 健康 |
場所・空間 | point 0 marunouchi |
背景・課題
point 0 marunouchiの各社専用個室のうちR5~R10は、窓の外がビルで塞がれていることが空間の価値を相対的に低下させており、セットアップオフィスの賃料にも影響していた。しかしビルの外側(眺望等)は容易に変えることが出来ないため、ビルの内側でどのように空間価値の向上をしていくかが、ディベロッパー、セットアップオフィス事業者にとって大きな課題であった。
概要
眺望の優れないワークプレイスにアートを設置することで、ワーカーのマインドへの影響の有無、ひいては空間の価値向上やオフィス単価の向上につながるのかについて検証。アートは5作品用意し、1ヶ月毎に部屋に設置するアートをローテーションして、ワーカーに好まれるアートについてアンケート調査を実施。また、アートの交換頻度、選定方法、レンタルプランの金額の上限についてもヒアリングすることで、アートレンタルサービスの最適なビジネススキームについて検証。
検証結果
最もワーカーに好まれるのは穏やかなグラデーションがあるアートという結果になり、「安心・リラックス」につながったとの回答が多くを占めた。
ビジネススキームについては、賃料とは別に個別でアートレンタルを契約する場合に比べ、セットアップオフィス賃料にアートレンタルを組み込んだバンドルプランで契約する場合の方が、相対的に受容できる価格帯が高いという結果が得られた。バンドルプランの場合、通常のセットアップオフィス賃料の1.7%程度の価格向上までが許容できるという結果になった。
また、その他の回答項目としては、アートの交換頻度は3か月が最適で、選定方法は完全に任せたい・アートに求めていることだけを伝えて選定は任せたい、との意見が多かった。
今後の展開
より短いタームや四半期で交換可能なスキームの検討、またディベロッパー、セットアップオフィス事業者と連携したセットアップオフィス等でバンドルプランを実現するスキームについても検討する。
Project Member プロジェクトメンバー
- 株式会社丹青社マーケティング・サステナビリティ統括部 マーケティング部前川博輝
2022年株式会社丹青社に中途入社。 前職でのマーケット分析・営業戦略の立案経験を活かし、 現在はデジタルマーケティング活動および他社との共創プロジェクトを推進。