M059:「いつでも手洗い」ニーズ調査
実施時期 | 2021年9月6日~2022年12月5日 |
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ステータス | 完了(常設化) |
カテゴリ | 健康 |
場所・空間 | point 0 marunouchi |
背景・課題
COVID-19の感染拡大を受け、ウエルネスや環境への配慮がオフィスビルにも求められるようになっている。衛生性への配慮のひとつとして、手洗いの重要性が再認識されるなか、エントランスや執務フロアなどトイレ以外の空間での手洗い設備(以下、「いつでも手洗い」)の要望が高まっている。
しかし、新しい考え方につき設置効果のイメージを持ちにくいため、point 0にて実際の利用者や管理者の声を収集し、提案に厚みを持たせる。
概要
受付前に設置されていた手洗い設備に関し、利用者・管理者それぞれの立場の方にヒアリングを実施。あわせて、利用者の意識を広く収集するためにアプリを利用したアンケートを実施。
<ヒアリング内容>
・維持管理や清掃内容について
・「いつでも手洗い」設置背景やメリット 等
<アンケート項目>
・point 0に設置されている「いつでも手洗い」の利用について
・コロナウイルス流行前後の意識の変化 ・「いつでも手洗い」の一般オフィスでの必要性 等
検証結果
●point 0で「いつでも手洗い」を利用したことがある人は7割以上。
●「いつでも手洗い」を利用する理由には、「気軽に使える」、「トイレより近い」に続き、「手洗い後にドアに触れることが無い」という回答も見られる。
●8割強の方が、オフィスに「いつでも手洗い」があると良いと思っており、リフレッシュコーナーやカフェへの設置ニーズが高い。
●管理者の声)水撥ねが目立つ時には受付で都度対応しているが、1日1回の拭き上げ清掃だけで維持管理で困っていることはない。他施設にもお勧めできる。
今後の展開
「いつでも手洗い」の考え方が、感染症対策も考慮したオフィスのスタンダードとなるよう、利用者および設置者のメリットを訴求すると共に、point0で手掛けているサテライト事業にソリューションとして提案する。
Project Member プロジェクトメンバー
- TOTO株式会社イノベーション推進二部 企画主幹大橋 英子
開発・研究業務を経て、現在はデジタル技術を用いた水まわり空間の価値創出業務に従事。TOTOのpoint 0 committee窓口であり、健康WGのリーダーとしても活動。相談事があれば気軽に声をかけてください。株式会社point0取締役兼務。
- TOTO株式会社UD・プレゼンテーション推進部 東京プレゼンテーショングループ 企画主査有村 みどり
広報・営業企画等に携わった後、専門家のお客様向けショールームであるTOTOテクニカルセンターにて水まわりの最新情報を発信する業務に従事。