背景・課題

オフィスや働く環境における緑化がもたらす効果が評価され植栽の導入が進む一方、導入時掘削などの土壌への負荷、使用済みの土の処理、輸送時のCO2排出など、環境全体に配慮した対策が見落とされている。

概要・検証結果

オフィスで排出され、通常廃棄されるコーヒーかすを活用して培養土をつくり、オフィス内にある植物の土への利用を目指した。コーヒーを飲むという日常の行為が植栽の維持・活性化、それによる自然環境への配慮へとつながるという、身近で参加しやすい「オフィス内循環」を構築。段ボールコンポストで培養土をつくり、従業員が協力して攪拌することで、コミュニティ活性化と環境配慮への意識向上を促した。

今後の展開

本実証実験をきっかけに複数社の賛同を得て、各社が持つ知見、素材等を活用した別の実証実験へ発展している。この手法以外にもより身近に、手軽に、コミュケーションにも寄与するオフィス内で実現可能なSDGsの取り組みについても模索している。